今回は焼津魚市場で行われている一本釣り船(鰹・びんちょうまぐろ)の『競売り』の様子と 『延縄船』の『入札』の様子をお伝え致します。水産物産地市場の場合、『買参権』という 権利があり、生産者が市場に水揚げした魚介類を、卸売人を通じて購入する権利がなければ 魚を買うことができません。 今回の企画は・・・入社以来、焼津魚市場で行われている競売りを見た事がないと言う言葉 に始まり、それでは鰹船の競売りや鮪船の入札の様子を見学しに行きましょうと言う事から 始まりました。題して、ちょっと気が早いけど『私も、おさかな買っちゃうぞ!!』と軽い気 持ちで今回の企画が始動し、実際に市場で見学すると聞きなれない言葉や初めて見る風景に 戸惑いもありました。そんな中で私が抱いた素朴な疑問や担当者の体験談をまとめました。
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![]() | Q1 : 入札で一番大変な事は何ですか? 部長:どうしても魚を買いたい時、他社が同じ魚を必要として いるのか情報収集をし、値段を落札出来る様に予想する事・・・ Q2:一番悩む事は・・・ 部長:入札は他社の価格を知ることが出来ないので、自分が 自分で相場を吊り上げてしまわないか、それが一番悩みます。 |
Q1:キャリアは何年ですか? 専務:魚を買いだして30年くらい経ちます。 Q2:競売りの一番大変だと思う事は何ですか? 専務:魚をどうしても買わなければいけない時があって、 その時はプレッシャーを感じます。 Q3:競売りで必要なことは何ですか? 専務:『感性』が必要!! | ![]() |
![]() | Q1:キャリアは何年ですか? 平木課長:22年ぐらい経ちます Q2:競売りの一番大変だと思う事は何ですか? 平木課長:競売りの上がり下がりの雰囲気を感じ取ってないと 大変。鮪の買い方とB-1の買い方は違うので、鮪は1本2本で 買うのでもしその魚が買えなかったとしても、似たような魚を 買えばよいがB-1の時は集中していないと買いたい魚を買えな いので大変です |
Q1:キャリアは何年ですか? 大石:10年ぐらい経ちます Q2:競売りの一番大変だと思う事は何ですか? 大石:競売りで魚を買い始めの頃は、ヤリを突くタイミングが 難しかったです。 Q3:競売りで失敗したと思う事は何ですか? 大石:競売りの勢いにのまれて、ヒートアップし過ぎて決めら れた値段よりも高く買ってしまった時です。 | ![]() |